日常生活でのヴィパッサナー瞑想体験集

 

ヴィパッサナー小さな日常体験集
〈サティが与えてくれた感動と喜び〉

 

ヴィパッサナー歳時記
〈山守由紀さん(31歳、神奈川県)〉
初回の合宿以降1年間を通して心が変革されていく様子を綴る感動大作

 

うつ病とヴィパッサナー瞑想
〈K.Mさん、男性〉

 

ヴィパッサナー瞑想を日常に生かす(1)
〈E..S.さん(40代女性 東京都)〉
1.自己イメージの囚われからの解放
2.異様なお店でのサティ

 

ヴィパッサナー瞑想を日常に生かす(2)
〈MI生(大学准教授、54歳)〉
1.ご飯も毎日、瞑想も毎日
2.大学の講義の最中に…
3.分っちゃいるけど、やめられる

合宿でのヴィパッサナー瞑想体験集

 

 

〈匿名希望さん(男性)の体験記から〉
◎癌と闘いながらの瞑想
 ……悪癖に対するサティが入ることによって、対話の相手の気分を害するという不善行を削減し、冷静沈着に有益なお話を聞くことができるという善行が自然と達成されたと感じました。 ……体験記全文へ

 

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〈倉橋秀幸さん(男性)の体験記から〉

 

◎合宿による心の変化
 ……心の中から癒されたという今までに感じたことの無い癒しを感じた瞬間でした。
  それが顔にも雰囲気にも現れていたのでしょうか、家族や友達に変わったと驚かれました。自分でも今までに経験したことの無い不思議な体験でした。
  次の日は、仕事の処理能力が驚くほど早く、頭の回転が速くなっていました。 ……体験記全文へ

 

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〈K.Y.さん(幼稚園教諭・20歳・兵庫県)の体験記から〉

 

◎ダイエットが目的だったのに……こんな世界が……
 ……そして人が鼻をかんだときのズズズという音にも、「お腹」→「音」→「お腹」→「音」→「お腹」→「音」→「お腹」とサティがとても速く入りました。それは「おなか」→「おと」というラベリングではなく、卓球の打ち合いで玉が電光石火に飛び交うように、意識が「お腹」と「音」の間を高速で往復するのです。こうして1秒間に4〜6個のサティが入り、「それがサティの高速化の始まりですよ」と先生に言われました。
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〈匿名希望Aさん(20代男性)の体験記から〉

 

◎かってにサティが入っていく……
 ……それまで努力に努力を重ねて「見た。聞いた。感じた」とラベリングを入れていたのだが,音がする→それについての映像が浮き上がる→Satiを入れなきゃという思い→ラベリングの言葉の検索→「聞いた。見た」という心の動き…等々の一つ一つに自動的にSatiが入ってしまっているのだ。
あるいは、一つの感覚刺激によってさまざまな印象が引き起こされ次々と転じてゆく様子が超高速度の万華鏡を覗いているような感じで「見える」と言えばいいだろうか。 ……体験記全文へ

 

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〈M.S.さん(38歳・女性・長野県)の体験記から〉

 

◎冬枯れの景色に陽が射していた……
……夜中に夢うつつで寝返りを打ちながら、朦朧とした意識のなかで「体をねじります」などとサティを入れているのである。
  これには我ながらビックリで、
  「ちょっと…。眠ってるときまで、止めてよネ……」
  という感じで、再び深い眠りに落ちていった。
  先生は
  「……その想いに対して“……と思った”のサティを入れましたか?」
  と訊かれたので、
  「そこまでやったら、起きちゃいますよ」
  と大笑いになった。 ……体験記全文へ

 

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〈越智弘美さん(主婦・埼玉県)の体験記から〉

 

◎優しい沈黙の日々
 ……喫茶テーブルでお茶を飲みながら
  『この痛みは諦めるしかないのだ』
  と思った時、胸のあたり一面がオレンジ色の靄に包まれました。
  『あ。これは怒りかな』
  と思い、「怒り」とサティを入れた瞬間、フッと体が軽くなり、腰半分ぐらいに感じていた痛みが十円玉ほどに縮小しました。 ……体験記全文へ

 

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〈H.I.さん(50代男性)の体験記から〉

 

◎禅とヴィパッサナー瞑想の違い
 ……静けさの拡がりが宇宙の究極とつながって融合しているようにも思いなされた。これをさらに進めればなにかもっと凄い境地が出現してくるのだろうか…。私は期待と快さに浸った。
  翌日このことを報告すると「…それでそれにはどういうサティを入れたのですか?」と聞き返されてしまった。
  私は味わった境地について説明したが、そんな境地などまったく問題にされなかった。そのとき何を感じ、何を思ったか、ではなく、感じていた事実、思った事実をサティしなさい、というのだ。そうするとあの境地も、単に「(静かだ)と感じている」「(宇宙と融合している)と思った」になってしまうのだ。 ……体験記全文へ

 

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〈M.F.さん(34男性・会社員・東京)の体験記から〉

 

◎自分を苦しめるもの……
 ……どんなに逃げ回ろうとも、この苦しみから逃げることはできない。
 それだけは、明確にわかる。そう思ったとき、観念するような、あきらめの気持ちが沸いてきたのだった。今回の合宿は前半戦で躓いてしまったが、貴重な宿題をもらうことができたのかもしれない。また、年内にでも機会を得て再度参加させてもらおう。もし、万が一、二度と瞑想ができなくなってしまったとしてもそれはそれで仕方がない。私には縁がなかったとあきらめるしかないだろう。
 そう考えたとたん、霧が晴れるかのように、苦しみが消えてしまった。再び体感が取れるようになったのである。 ……体験記全文へ

 

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〈匿名希望Bさん(女性 通訳・翻訳業)の体験記から〉

 

◎コペンハーゲンは大型バスに乗って行け!
 ……サティの質が一変した。いや、その威力のすごいこと。一瞬の感覚や意念にラベリングを入れたとたん、ラベリングしている間の何刹那分、感覚をまったく感じることが出来なくなり、感覚、ラベリング、感覚、ラベリング、と完璧に時系列が成立していく。いやはや、余りのことに涙がこぼれ、この方式を開発したスリランカ人がブッダと同じくらい尊く思えて、遙かインド洋に浮かぶ真珠に向かって合掌、瞠目しないではいられなかった。 ……体験記全文へ

 

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〈山守由紀さん(30歳、神奈川県)の体験記から〉

 

◎月へ行くより、ヴィパッサナー瞑想
 ……でもそのメガネを掛け、着ていたものがただの鎧に過ぎなかったということを知った私の衝撃と感動は、言葉では言い尽くせない。あえて言葉にすれば、それは、たぶん月面旅行に行って帰ってきたことよりもはるかに大きいものだったに違いない。
  それほど私にとっては30年間の人生をひっくり返す10日間だった。 ……体験記全文へ

 

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〈F.K.さん(42歳、女性、埼玉県)の体験記から〉

 

◎昏沈睡眠という先生
 ……心の底からの反省と愛情といえるようなものが広がっていった。芯の定まった反省と決意が、澄みきった意識の中で一つ一つ心の中に深く刻み込まれていくような、そんな丁寧なひとときだった。しばらくして頬の上をゆっくりと動く何かを感じた。涙が出ていたことにその時はじめて気がついた。 ……体験記全文へ

 

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〈岡本カヅヨさん(主婦 東京都)の体験記から〉

 

◎なんであんなに苦しかったんだろう……
 ……「どうせお茶を飲めなかったのだから、せめて眠りの甘さだけでも味わってやろう」と思い眠気の甘さを味わうように「眠気、眠気、眠気」とサティを入れました。すると、眠気は霧が晴れるようにスーと消えていきました。……体験記全文へ

 

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〈Y.H.さん(50代男性・千葉県)の体験記から〉

 

◎やさしくてむずかしいヴィパッサナー瞑想
 ……座禅瞑想をしていると、急に頭上が明るくなってきた。一面銀世界の中心にいるようである。
  あまりにも全天がソフトな乳白色に輝くので、この雰囲気を味わってみたい、少しだけならすぐ腹部に戻れるだろうと思ってしまった。
  ほんの数秒か十数秒後であろうか、すぐ腹部に戻ったがダイナミックな動きは消えていた。そして、微細な腹部の感覚がとれないまま眠気に襲われていった。
  このサマタイメージは心地よい快感であるため、つい貪りの不善心所のドミノを倒してしまった。いったん倒れたドミノの駒を起こし、善心所を立ち上げることは容易ではない。一瞬の怠けも気のゆるみも許されないことを痛感した。 ……体験記全文へ

他のサイトに掲載されたグリーンヒルの瞑想会

 

 

石井のぼるさん10日間合宿体験記

 

 以下の日記は、人気サイト「臨死体験・気功・瞑想」の作者である石井のぼる氏がヴィパッッサナー瞑想に出会い、グリーンヒル研究所の1日瞑想会、合宿瞑想会に参加して瞑想についての理解を深めていく過程です。ご本人の了承を得て、先のサイトから抜粋、掲載させていただいたものです。
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