仏教法話の翻訳記事一覧

帰依と戒 ビク・ボディ 翻訳部より ここにお送りする「帰依と戒」は仏教入門ともいうべきものです。普通私たちが仏教を学び、生活の指針とするとき、「仏教に帰依する」と表現します。日本 語で言う「帰依する」とは、「信じる、支えとする」というような意味合いを含みますが、パーリ語や英語での表現は少し違っています。パーリ語では 「Saranam gacchami」、英語では「Going for refuge」...

布施と寛容 ニーナ・ヴァン・ゴルコム 翻訳部より 「布施と寛容」というように二つの言葉で訳しましたが、本来この法話の原題は “Generosity”の一語です。これは寛容と言う意味ですが、著者は内なる寛容が外に向かったものが布施であると捉えているようです。そこで、訳出 においては二つの言葉によって使い分けました。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 たくさんの花を集めて多くの花冠を作るように 死す...

人生は苦だけではない  タニッサロ・ビク 翻訳部より Thanissaro Bhikkhuのこの法話は、西洋人向けに書かれており、私たちが読むと、理解しづらい所もあります。私たちにとって不必要と思われるところは省略しました。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 皆さんは、仏教 は悲観的であり、「人生は苦だ」ということがブッダの第一の聖なる真理だという噂を、おそらく聞いたことがあるでしょう。これは、...

私たちの真の家―死の床にある老在家信者への法話 アチャン・チャー さあ、法に敬意を払いながら話を聞こうと心に決めなさい。私が話をしている間、ブッダご自身があなたの前に座っておられるかのように、私の言葉に集中しなさい。目を閉じて、リラックスして、心を落ち着かせ、一点に集中しなさい。完全なる覚者に敬意を示すために、智慧、真理、清浄の三宝を、謙虚な気持ちで心にとどめなさい。 今日、あなたに渡すような物質...