サマーディの脳の基礎:瞑想的没入の神経科学
編集部より
瞑想においてサマーディ状態にある脳の基礎的活動に関する研究論文が、ワシントン大学のジェレミー・ヤマシロ氏によって、“The New School Psychology Bulletin”(2015、Vol.13)誌に発表されました。これは、これまでの脳科学を始めとする数々の研究成果を網羅して細かく検討した報告で、ヴィパッサナー瞑想を実践する方々に対しても深い理解と貴重な示唆を与えてくれるものと考えられます。
地橋先生の推薦を踏まえて筆者の承諾を得、鈴木孝信(東京多摩ネット心理相談室)、南和行(カウンセリングルームすのわ)両氏のご尽力により、当該論文の翻訳を今月号から3回にわたり本誌に掲載するはこびとなりました。
なお、本文中の半括弧小数字は原文中に挿入されていた引用・参考資料を読みやすくするために欄外に、また(注)は編集部によるものであることをあらかじめおことわりいたします。また、原論文における詳細な引用・参考文献は最終回にまとめて掲載いたします。